流水に出るのであれば、最低限のレスキューギアとして、スローバック、リバーナイフ、ホイッスル、安全環付きカラビナを必ず携行しましょう。
リバーナイフは波刃のもので、緊急時にロープをカットするためのものですが、場合によってはボードの切断に使うことも。ホイッスルは、中に玉の入っていないウォーターレスキュー用のもの。いずれもPFDに取り付けて、どんな状況でもすぐに取り出せるようにしておきましょう。
安全環つきカラビナは、クライミング用のスクリューロックタイプで良いでしょう。
スローバックは、巾着状のバッグにロープをコンパクトに収納したものです。流れのある川で使用するなら20m以上のものが望ましい。中のロープは、水に浮くフローティングロープを使用したもので、ロープの構造や芯材の材質により、太さと強度に違いがあります。ダイニ―マ(R)などを芯材に使用したものは、細くてコンパクトなのに強度が高いです。SUPのデッキコードに固定しておくより、スローバック用のウエストベルトがあるので、それで腰に装着しておくと、いざという時に素早く取り出せます。もちろん、練習して使い方をマスターしておきましょう。
ロープを携行する場合は、必ずナイフをセットに携行しましょう。絡まった締まった場合は、切るしかない場合も多くあります。