パドルブレードの水を掻く側をパワーフェイスまたは表側、反対側をバックフェイスまたは裏側と呼ぶ。リバーSUPでは、ブレード先を岩にぶつけたり突いたりと、ハードな使用になりがちなので、なるべく丈夫なものが良い。
エントリークラスのものの中には、ブレードがプラスチック、シャフトがグラスファイバー製で、タフながら結構軽量な優秀なものもあり、リバーには丁度よい。
フィーリングを重視してもう少し良いものを使用したい場合には、ケブラ―やダイナルなど強度の高い素材の選択肢もそれなりに存在する。
ただし、泳いだときに流失してしまう可能性も大いにあるので、あえて高価なものを選ぶ理由はないだろう。
ブレードの大きさとしては、525cm2位のものが平均的だが、これは好みの問題である。
パドルの長さとしては、ホワイトウォーターはサーフィン同様に短めで、身長プラス18~25㎝といったあたりが取り回しやすく(筆者は身長プラス18㎝を使用)、のんびりツーリングがメインであればそれよりも長めのほうがよいが、これも好みの問題。
アジャスタブルよりも1ピースが使用感に優れるが、電車・バスの利用を想定している場合は、2ピース、3ピースも選択肢に入るだろう。
ちなみにパドルリーシュのホワイトウォ―タ―での使用は安全性の観点から控えるべき。また、パドルの流失を防ぐためにはシャフトにフォーム材で浮力を付けてやると沈みにくくなり、後で発見しやすくなる。