救命胴衣、ライフジャケットもしくは、PFD(Personal Floating Device)。
原則として常時着用する。
淡水は海水より浮力が得られにくい。流れの力で水中に引き込まれると浮かび上がりにくいことや、水中の障害物に捕捉されてしまう恐れもあるので、これ無しではハッキリ言って危険である。 動きやすく体にフィットして、流れの中でも脱げにくい、パドルスポーツ用のものが良い。
ホワイトウオーターではフォーム材の入ったベストタイプを選択。ツーリングであれば、状況によっては膨脹式のウエストポーチタイプでも良い。アメリカやカナダのコーストガード承認品やヨーロッパのCE規格やそれらに準ずる信頼できるものを選ぶこと。異なる目的でデザインされたもの、いわゆるオレンジの救命胴衣や、釣り用のフローティングベスト、インパクトベストは、強度やフィット感、浮力が不足していて流水には向いておらず、水流で脱げてしまう危険性もある。
ホイッスルやリバーナイフ(ロープやリーシュをカットしやすい波刃のもの)をすぐに取り出せるところに装着する。ポケットには、カラビナやスリングなどのレスキュー装備やカメラなどが携行できる。
クイックリリースハーネス付きライフジャケットの一例
正面またはややオフセットされた位置にクイックリリースバックルがついている。ボールを引くとバックルのタブが開放され、ハーネスのベルトのロックが解除される。
胴回りにハーネスのベルトが通っている。
あらかじめハーネス用のベルト通しがつけられているのでベルトがズレることはない。