単純に見えるが実は一番奥深いスキル。力強い効率的なストロークを生むには、3つの動き、a.体幹の捻り、b.お辞儀運動、c.腕の動作を同時に行う。このことで、全身の筋肉を使った効率的な力強いパドリングを長時間持続できる。ブレードが水を押している間、上手をできるだけ下手の真上に位置させ、パドルシャフトを出来るだけ垂直に立てて漕ぐことで、パワーロスが少ない効率的なパドリングとなる。
a.体幹の捻り:体幹の筋肉を捻る・戻すというヨコの力をブレードに伝える。
- 漕ぎ始め、ブレードを水に入れるとき、下手をさらに前方へ突き出すように上半身を捻る。
- ブレードが入水すると、腕をあまり動かさないよう意識して、上半身の捻りを正面に戻していくブレードを後方に押し出す。
- ブレードが足元を過ぎたところで、ブレードを引き上げてフィニッシュ。次のストロークに向けて再び上体を捻って下手を前方に突き出していく。
b.お辞儀運動:お辞儀動作とひざの曲げによる腹筋・尻・脚の強力な筋肉が作り出すタテの力をブレード伝える。
- 腕の動きでブレードを水に入れるのではなく、上体を軽く前に屈めるお辞儀の動作と同時にひざを軽く曲げてゆくことで、上体と同時に腕が下がりブレードが入水する。ブレードが水に触れたら一気に水中に差し込むことがポイント。
- ブレードが入水、軽いお辞儀とひざの曲げを継続、ブレードは自然に後方へ押し出されていく。
- ブレードが足元を過ぎたところで、ブレードを引き上げてフィニッシュ。ひざを伸ばし、胸を張ってお辞儀からを戻る。
c.腕の動作:ここでようやく腕の動きをつける。
- ブレードが入水する直前、下拳を前へ突き出す。上拳は頭越しに横へ出し、レイルと平行に下拳の真後ろに構える。そして一気に入水。
- ブレードが完全に入水したとき、上拳は下拳の真上に位置していることで、パドルシャフトは水面に対し垂直になっている。できるだけこれを維持してフィニッシュへ。
- ブレードが足元に達したとき上拳を前に出しながら捻り親指を前方に向ける。この動作を行いつつ、上拳を胸の前で横切らせブレードを引き抜く。水中にいつまでもブレードを引きずっていると抵抗になってしまうので一気に引き抜くとよい。
QuickBladePaddlesからUPしているHowTo動画が秀逸
オフサイドストローク:グリップはそのままに、ブレードを通常サイドと反対のレールに沿って入れる。