スキルや装備、そして川のグレードがフィールド選択の判断材料です。同じ川でも水量によってクラスは激変するため、以前下った川でも今回は大丈夫とは限りません。水位やダム放水量などの情報収集をしっかり行いましょう。
国土交通省「川の防災情報」のホームページ、携帯サイトや、都道府県のサイト、電力会社のテレフォンサービスなどが利用でき、天気予報のアメダス降水量データと合わせて判断しましょう。
インターナショナルスケールに基づき、リバーSUPの要因を加味して、下記のようにまとめました。
クラス1:
イージー。サザ波程度。ラインは素直で避けるべき障害物は無い。SUPでは足首に水をかぶる程度。初心者からリバークルージングを楽しめるクラス。
クラス2:
ミディアム。瀬はやや激しくなる。ラインは素直だが、多少のスキルとそれなりの装備が必要。SUPではヒザまで水をかぶる程度。適度なスリルが味わえる。ホワイトウォーターSUPへの入り口。
クラス3:
ディフィカルト。波 が多くて高く不規則。岩などの障害物、エディ、ボイルが存在。ラインは狭いが比較的素直で高い操作能力が要求される。下る前のスカウ
ティングと、ホワイトウォーター向けのボードと装備、スキルが必要。胸まで水をかぶり、落水することもしばしば。泳ぐことを前提として臨む必要があるが、 正しい知識と経験があればリスクを減らして楽しむ事ができる。 ホワイトウオーターSUPのメインとなるクラス。
クラス4:
非常に難しい。波は 高く不規則で、危険な岩、ボイルがある。はじめて下るときにはスカウティングが絶対必要で、例えスカウティングをしてもベストルートを
取ることは難しい。パワフルで正確な操作が求められ、エキスパートが最高の装備で臨むレベル。SUPでは泳ぐことが非常に多く、生命のリスクが高まるチャレンジングなクラス。
クラス5:
極端に難しい。困難で長い暴力的な瀬。ほとんど切れ目無く瀬が続き、川底には障害物が多く、大きな落ち込み、猛烈な流れ、非常にきつい勾配を有し、瀬を構成する要素の多くは突破が困難でそれぞれが狭い範囲に存在。突破力に優れたリバーカヤックでも、ベストなライダーと状況に対応した装備が必要。あらゆる危険回避の予防措置やバックアップが講じられるべき。生命のリスクが非常に高い冒険的なクラス。
クラス6:
降下不能。しかし、一部のホワイトウォーターカヤッカー達によって降下され、「アン・ラフタブル(ラフトでの降下不能クラス)」と再定義されつつある。もちろんSUPの降下は不能。